精選版 日本国語大辞典 「入用」の意味・読み・例文・類語
いり‐よう【入用】
〘名〙
① (形動) 必要とすること。要ること。また、そのさま。にゅうよう。〔文明本節用集(室町中)〕
※幼学読本(1887)〈西邨貞〉二「百姓は時時この豕をうりて金に易へ、それで入用の物をかひます」
② 必要な費用。かかり。いりめ。
※舜旧記‐天正一三年(1585)一二月六日「同葬礼之入用として米五斗」
③ 重要なこと。たいせつなこと。
※鳩翁道話(1834)三「サアここが入用(イリヨウ)の所でござります」
にゅう‐よう ニフ‥【入用】
〘名〙
① (形動) 用をたすために必要であること。いりよう。
※交易問答(1869)〈加藤弘之〉上「不用な物があれば又入用な物と取かへ抔して」
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