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観察研究 カンサツケンキュウ

デジタル大辞泉の解説

かんさつ‐けんきゅう〔クワンサツケンキウ〕【観察研究】

対象とする集団に対して研究者が何の介入もしないで、健康・疾病に関するデータを集めて観察する研究手法。→介入研究

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栄養・生化学辞典の解説

観察研究

 疫学の用語で,介入研究などに対して使う.自然の状態の推移を観察して,疾病の原因となる因子などを解析する研究方法.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

観察研究
かんさつけんきゅう
observational study

健康関連の情報や、ある疾病に対して従来行っている治療の効果などについて、情報を収集して観察する研究方法。研究対象に対して意図的な介入を行わず、対象者の日々の行動など広範な情報を集めて観察するもので、その方法には、横断研究(断面調査)、コホート研究(前向き調査)、ケース・コントロール研究(後ろ向き調査)などの種類がある。
 横断研究はクロスセクショナル研究ともよばれ、たとえばある区切られた時点での患者の実態を把握する目的などで行われる。コホート研究は、たとえばある疾病とその発生要因について、一定期間にわたりある要因にさらされた集団とそうでない集団のデータを集めて検討し、比較検証する研究方法で、ケース・コントロール研究とともに分析疫学手法を用いる方法である。ケース・コントロール研究は、症例対照研究あるいは患者対照研究ともよばれるように、たとえばある疾患が発生した集団と発生しなかった集団を過去にさかのぼって対照比較し、その発生要因と疾患発生の関連について、統計分析的に検討する研究方法である。
 なお、同じ臨床研究でも、観察研究と対極にあるのが、ある疾病が起こる要因について、仮説に基づいてその要因を実験的に加えたり除いたりして因果関係を調べる方法で、介入研究とよばれる。[編集部]

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