触発(読み)しょくはつ

精選版 日本国語大辞典 「触発」の意味・読み・例文・類語

しょく‐はつ【触発】

〘名〙 物に触れて発すること。ある物や事柄に接して爆発したり発動したりすること。
近世畸人伝(1790)一「門人大に触発興起す」
潮騒(1954)〈三島由紀夫〉「多く刺戟に触発される都会少年環境とはちがって」

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デジタル大辞泉 「触発」の意味・読み・例文・類語

しょく‐はつ【触発】

[名](スル)
物に触れて、発動・発射したり爆発したりすること。「魚雷触発する」
なんらかの刺激を与えて、行動意欲を起こさせること。「友人研究触発される」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「触発」の読み・字形・画数・意味

【触発】しよくはつ

事にふれて起こる。〔鶴林玉露、丙三、観山水大抵、山に登り水に臨むは、以てを觸發し、心志開豁(かいくわつ)するに足る。爲(た)ること少なからず。(趙)季仁曰く、山水をるは、亦た讀書の如し。其の見趣の高下に從ふと。

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