言葉尻(読み)コトバジリ

デジタル大辞泉 「言葉尻」の意味・読み・例文・類語

ことば‐じり【言葉尻/言葉後】

言葉の終わりの部分語尾。「―を濁す」
他人の言いそこなった部分。失言箇所。「―をとらえる」
[類語]言葉遣い言葉付き言い回し言いぐさ言い様言い方物言い話し方話し振り話術話法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言葉尻」の意味・読み・例文・類語

ことば‐じり【言葉尻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ことばの終わり。語尾。
    1. [初出の実例]「言葉尾(コトバジリ)は上品なれど言ふこと追従讒訴ばかりなれば」(出典:春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし)
  3. ことばのはしばし。また、言いそこないの部分。失言。
    1. [初出の実例]「能く言葉尻(コトバジリ)をとがめる女だナア」(出典:人情本・春色江戸紫(1864‐68頃)三)

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