詰掛ける(読み)ツメカケル

デジタル大辞泉 「詰掛ける」の意味・読み・例文・類語

つめ‐か・ける【詰(め)掛ける】

[動カ下一][文]つめか・く[カ下二]
大勢の人が1か所にいっせいに集まる。「報道陣が―・ける」
迫り寄る。詰め寄る。
「すかさず―・けて飲ますれば」〈色道大鏡・四〉
[類語]殺到集う群がる群れるたむろ駆け付ける集まるすだくたかる固まる参集押し寄せる押し掛ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詰掛ける」の意味・読み・例文・類語

つめ‐か・ける【詰掛】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つめか・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙
  2. そば近くせまり寄る。責めて問いただすように迫る。つめよる。
    1. [初出の実例]「まあいをみてはすてんとし、たたんとするをも、すかさずつめかけてのますれば」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)
  3. 大勢でいっせいにひとつところに押し寄せる。その場所がいっぱいになるほど人が集まる。つめよせる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「取揚婆々さへ六七人づつ御勝手につめかけ」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)四)

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