集う(読み)ツドウ

デジタル大辞泉 「集う」の意味・読み・例文・類語

つど・う〔つどふ〕【集う】

[動ワ五(ハ四)]人々がある目的をもってある場所に集まる。「若人わこうど全国から―・う」
集まる[用法]
[動ハ下二]集める。
「事もなき手本多く―・へたりし中に」〈梅枝
[類語]集まる群がる群れる駆け付ける殺到すだくたかる固まる参集押し寄せる押し掛ける詰め掛ける揃う寄り合う寄り集まる・寄り集う・馳せ集まる・馳せ参ずる馳せつける勢揃い集合集結オンパレード

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精選版 日本国語大辞典 「集う」の意味・読み・例文・類語

つど・うつどふ【集】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 ある目的をもって集まる。会合などのために集まる。寄り合う。集合する。
    1. [初出の実例]「是を以ちて八百万の神、天安の河原に神集ひ集(ツドヒ)て〈集を訓みて都度比(ツドヒ)と云ふ〉」(出典古事記(712)上)
    2. 「これ四人つどひてよろづの物がたりし」(出典:大和物語(947‐957頃)四一)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 集める。
    1. [初出の実例]「百済、恩率彌(み)騰利を遣して毛野臣の所(もと)に赴集(ゆきツトヘ)たり。二の王、自ら来参(まうこ)ず」(出典:日本書紀(720)継体二三年四月(前田本訓))
    2. 「そこにこそ、多くつどへ給ふらめ、すこし見ばや」(出典:源氏物語(1001‐14頃)帚木)

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