デジタル大辞泉
「集く」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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すだ・く【集】
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「すたく」とも )
- ① 多くのものが群がり集まる。
- [初出の実例]「夏麻引く海上潟の沖つ洲に鳥は簀竹(すだけ)ど君は音もせず」(出典:万葉集(8C後)七・一一七六)
- 「むぐらおひて荒れたるやどのうれたきはかりにも鬼のすだくなりけり」(出典:伊勢物語(10C前)五八)
- 「藻にすだく白魚やとらば消ぬべき〈芭蕉〉」(出典:俳諧・東日記(1681)乾)
- ② 多くの虫や鳥などが集まって鳴く。
- [初出の実例]「我やどにいたゐの水やぬるむらん底のかはづぞ声すだくなる」(出典:曾丹集(11C初か))
- 「答ふる者は夏草に、すだける虫の声ならで、外に音せん物もなし」(出典:浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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