精選版 日本国語大辞典 「請印」の意味・読み・例文・類語 しょう‐いんシャウ‥【請印】 〘 名詞 〙① 令制で、五位以上の位記(いき)や諸国にくだす内印(天皇御璽)を捺印する儀式。内印は少納言が上奏して、勅許によって少納言または主鈴が押した。外印などを押す手続きにもいう。[初出の実例]「請印官符事」(出典:類聚符宣抄‐六・延暦一三年(794)六月一五日旨宣)② 寺社において文書に寺印などを押すこと。正印。[初出の実例]「松橋御拝堂記〈天承二年壬子七月七日〉〈略〉次令レ成二吉書一、返抄一枚〈請印〉」(出典:醍醐寺新要録(1620)) うけ‐いん【請印】 〘 名詞 〙 保証人の印。請け判。[初出の実例]「金も取らぬその上に、大枚な金の請け印。これが誠に身の災難」(出典:歌舞伎・高麗大和皇白浪(1809)二番目) せい‐いん【請印】 〘 名詞 〙 =しょういん(請印) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例