請印(読み)ショウイン

大辞林 第三版の解説

しょういん【請印】

律令制で、国が発給する文書に押印する儀式。内容・種類によって内印(天皇御璽)・外印(太政官印)が使い分けられたが、内印の場合、少納言が上奏して勅許を請うた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

うけ‐いん【請印】

〘名〙 保証人の印。請け判。
※歌舞伎・高麗大和皇白浪(1809)二番目「金も取らぬその上に、大枚な金の請け印。これが誠に身の災難

しょう‐いん シャウ‥【請印】

〘名〙
① 令制で、五位以上の位記(いき)や諸国にくだす内印(天皇御璽)を捺印する儀式。内印は少納言が上奏して、勅許によって少納言または主鈴が押した。外印などを押す手続きにもいう。
※類聚符宣抄‐六・延暦一三年(794)六月一五日旨宣「請印官符事」
② 寺社において文書に寺印などを押すこと。正印。
※醍醐寺新要(1620)「松橋御拝堂記〈天承二年壬子七月七日〉〈略〉次令吉書、返抄一枚〈請印〉」

せい‐いん【請印】

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