出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
律令制下の印。天皇御璽(ぎょじ)を内印(ないいん)というのに対して,太政官印を外印とよんだ。印面は2寸半四方で,六位以下の位記と太政官の案文に捺される規定であった。内印よりも捺印手続きが簡単であったため,720年(養老4)以降は諸国に下す符のうち,小事については外印が捺されるようになった。内印と外印の使いわけについては「延喜式」に規定がある。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…これは中国にならって印章の制度を整えようとしたもので,官印の私鋳を禁じ,宮内省の鍛冶司が鋳造して太政官庁を経て諸国・諸省その他の役所に頒布した。このほかの公印を令外(りようげ)印というのに対し,これを令制印と呼ぶ。印の制度は公式令(くしきりよう)に厳重に規定され,天皇印は内印と称し印文〈天皇御璽〉の4字を2行に篆書(てんしよ),陽刻,方3寸(8.7cm)で,外印は方2寸半(7.6cm)とされ,内印を最大としてこれを超すことは禁じられた。…
※「外印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新