謙る(読み)ヘリクダル

デジタル大辞泉 「謙る」の意味・読み・例文・類語

へり‐くだ・る【謙る/遜る】

[動ラ五(四)]相手を敬って自分を控えめにする。謙遜けんそんする。卑下する。「―・ったものの言い方」
[類語]謙遜卑下謙譲敬譲

へ・る【謙る】

[動ラ四]へりくだる。謙遜けんそんする。
「かかる事は多くこそ候はらめと、―・りもおかず言ひければ」〈著聞集一一

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精選版 日本国語大辞典 「謙る」の意味・読み・例文・類語

へり‐くだ・る【謙・遜】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 相手をうやまう気持で自分を卑下する。謙遜する。
    1. [初出の実例]「天皇岐嶷(かふろ)にましまし総角に至るまでに仁恵(うつくしひめくみ)ましまして倹下(ヘリクタリ)たまへり」(出典日本書紀(720)允恭即位前(図書寮本訓))
    2. 「たいこ女郎となるならば身をへりくだり気をかろくせよ」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)

へ・る【謙】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 自分を卑下する。謙遜する。へりくだる。
    1. [初出の実例]「帝王(みかど)の女(みこ)なりと雖も、礼(ゐや)を好みたまひて節倹(おとしヘリ)たまふ」(出典:日本書紀(720)持統即位前(北野本訓))

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