豊丘村(読み)とよおかむら

日本歴史地名大系 「豊丘村」の解説

豊丘村
とよおかむら

面積:七六・二九平方キロ

下伊那郡の北部、天竜川左岸に位置する農村。東は伊那山脈の主峰鬼面きめん(一八八九メートル)から大西おおにし(一七四一・二メートル)に至る頂線を境として大鹿おおしか村に、北は天竜川の支流間沢まざわ川を境として松川まつかわ生田いくた区に、西は天竜川を隔てて高森たかもり町に、南は天竜川の支流壬生沢みぶざわ川を境として喬木たかぎ村に接する。

天竜川に沿って南北に発達した数段の河岸段丘あぶ川など東の伊那山脈から流出した数条の河川が浸食して天竜川に注ぐ。村の北から南にかけて東西に細長く、河野かわの田村たむらはやし伴野とものの集落が並び、壬生沢・福島ふくしまの小集落が伴野の東、山間部に位置する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊丘村」の意味・わかりやすい解説

豊丘〔村〕
とよおか

長野県南部,伊那盆地の中央部,天竜川の左岸にある村。 1955年神稲 (くましろ) 村と河野村が合体して成立農業が主で,低位の河岸段丘面米作高位の段丘面と伊那山地では果樹栽培や肉牛飼育などが行われる。一部は天竜奥三河国定公園に属する。面積 76.79km2人口 6426(2020)。

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