貝割菜(読み)カイワリナ

デジタル大辞泉 「貝割菜」の意味・読み・例文・類語

かいわり‐な〔かひわり‐〕【貝割(り)菜】

ダイコンカブの芽生え。種子の殻を割って双葉が出てきたもの。食用 秋》ひらひら月光降りぬ―/茅舎

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精選版 日本国語大辞典 「貝割菜」の意味・読み・例文・類語

かいわり‐なかひわり‥【貝割菜】

  1. 〘 名詞 〙 二つ小葉が、卵の殻を割ったような形に開いて芽ばえるアブラナ科蔬菜(そさい)。特にダイコンやカブの芽が出るようすをいう語。かいわり。かいわれ。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「しほらしき物づくしちょう木かいわりな」(出典:俳諧・常盤屋の句合(1680)四番)

かいわれ‐なかひわれ‥【貝割菜】

  1. 〘 名詞 〙かいわりな(貝割菜)

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世界大百科事典(旧版)内の貝割菜の言及

【カブ(蕪∥蕪菁)】より

…江戸時代になると,青菜はそうした葉菜の総称となり,カブの地上部はカブの菜の意で,〈かぶらな〉〈かぶな〉と呼ばれるようになる。《本朝食鑑》(1697)は,春になって大きくのびた茎を茎立,種から発芽したばかりの二葉のものを貝割(かいわり)菜,10cm近くになったのを鶯(うぐいす)菜というとしている。日本での栽培がいつごろ始まったかは不明だが,693年(持統7)3月には栽培を奨励する持統天皇の詔が出されており,より古く《古事記》の歌謡にも栽培されていた様子が歌われている。…

【もやし】より

…ダイズもやしは韓国,中国料理に多く用いられる。現在カイワレと呼んで多く出回っているダイコンもやしは,かつてはカイワリナ(貝割菜)と呼び,双葉のものを間引いたものであった。特有の辛みがあり,これを生かして生食とする。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」