費用‐便益分析(読み)ひようべんえきぶんせき(英語表記)cost‐benefit analysis

世界大百科事典 第2版の解説

ひようべんえきぶんせき【費用‐便益分析 cost‐benefit analysis】

公共事業(あるいは一般的に公共支出)を行う場合に,その費用とそれらのもたらす社会的便益を貨幣タームであらわし,両者を対比させて,それらの事業(支出)の効率性を測定する分析手法。コスト・ベネフィット分析ともいう。推定された社会的便益が費用を上まわっていれば,その事業(支出)の実行は社会的に望ましいと判断される。いろいろな公共事業(支出)に向けられる総予算額には限度があるが,この場合,社会的便益が費用を超過する額の大きいものから順に採用していく。

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世界大百科事典内の費用‐便益分析の言及

【交通投資】より

…これはある投資の是非を検討する場合や,複数の投資対象の順位を決定する場合に有用である。たとえばドイツにおいては,交通投資に当たって費用・便益分析が義務づけられている。交通投資の便益が客観的に正確に計測されにくいということなどのため,費用・便益分析の有効性に疑問も寄せられてはいるが,大規模な投資の選択に有力な情報を提供しうるものと考えられ,多くのケースで適用されている。…

※「費用‐便益分析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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