デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「赤井陶然」の解説
赤井陶然(2代) あかい-とうねん
寛政8年生まれ。初代赤井陶然の子。尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)の人。名古屋藩に風炉師(ふろし)としてつかえる。のち職を辞し,俗世をさけて常滑村の北条山中にすんだ。南蛮風の力づよい茶陶器をのこした。安政5年7月19日死去。63歳。通称は新六。
赤井陶然(3代) あかい-とうねん
文政元年7月19日生まれ。尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)の人。名古屋藩の風炉師(ふろし)。もっぱら茶器,酒器,花瓶を製作。砂南蛮風を得意とした。生涯独身をとおしたという。明治23年1月11日死去。73歳。通称は専次郎。
赤井陶然(初代) あかい-とうねん
宝暦12年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)常滑(とこなめ)の人。名古屋藩に風炉師(ふろし)としてつかえ,灰釉(はいぐすり)をほどこした水指(みずさし)などをのこした。文政12年12月死去。68歳。通称は新六。