赤花(読み)アカバナ

デジタル大辞泉 「赤花」の意味・読み・例文・類語

あか‐ばな【赤花】

アカバナ科多年草湿地に生え、高さ約15~90センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。夏、淡紅紫色の4弁花が咲く。アカバナ科の双子葉植物にはオオマツヨイグサなども含まれる。
染め色の名。紅花べにばなで染めた赤色。
かさねの色目の名。表は赤、裏は青みがかった紫。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤花」の意味・読み・例文・類語

あか‐ばな【赤花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. アカバナ科の多年草。山野のやや湿った所に生える。高さ二〇~五〇センチメートル。葉には鋸歯(きょし)がある。夏、紫紅色の小さな四弁花をつける。果実は細長く、種子には多数の白く長い毛があり風に飛ぶ。漢名、柳葉菜は誤用。〔語彙(1871‐84)〕
  3. 染色の名。赤花の色。やや紫を帯びた淡紅色
    1. [初出の実例]「そめたるをあをばな、あかばなといへる如何。あか花は唐紫を布にそめたり」(出典:名語記(1275)三)
  4. (かさね)の色目の名。表が赤、裏が青みがかった紫。

あか‐はな【赤花】

  1. 〘 名詞 〙 めくりカルタの赤札の七、八、九の三枚をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「赤花」の解説

赤花 (アカバナ)

学名Epilobium pyrricholophum
植物。アカバナ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android