あか‐ふだ【赤札】
〘名〙
(イ)
芝居などの入場券。割引、無料などの特別の券をいうか。
※雑俳・表若葉(1732)「赤札は芝居の笊の
紅葉狩」
(ロ) めくりカルタの四種中の赤い札一二枚。〔特殊語百科辞典(1931)〕
(ハ)
特価品、売約済みなど、ある特別の事項を示すための赤い札。また、そのような
品物、作品。
※青年(1910‐11)〈
森鴎外〉一八「その車には
満員の赤札
(アカフダ)が下がってゐたが」
(ニ) (帝展鑑査に
落選した作品に赤い札を貼るところから) 落選。〔現代用語辞典(1925)〕
② (①(ハ) から)
婚約のきまった娘、きまった旦那を持つ
芸妓などをいう
俗語。〔通人語辞典(1922)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「赤札」の意味・読み・例文・類語
あか‐ふだ【赤札】
赤い紙の札。特に、その品物が売約済みや特価品であることなどを示すためにつける赤い札。また、その品物。
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赤札
お買得商品あるいは目玉商品などを示す値札や店頭表示のことをいい、通常、目立つように赤い紙を使うことから赤札という。最近では、価格が購入のきめ手となる比重が低下してきているため、このような低価格を前面に出した店頭表示は少なくなってきている。
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