起上る(読み)オキアガル

デジタル大辞泉 「起上る」の意味・読み・例文・類語

おき‐あが・る【起(き)上(が)る】

[動ラ五(四)]横になっていたものがからだを起こす。また、立ち上がる。「寝床から―・る」「―・って伸びをする」
[類語]立つ佇む立ち尽くす突っ立つ起立起こす起きる立てる引き起こす立ち上がる直立仁王立ち棒立ち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「起上る」の意味・読み・例文・類語

おき‐あが・る【起上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 横たわった状態から、からだを起こす。
    1. [初出の実例]「国のつかさまうでとぶらふにもえおきあがり給はで」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. すわったり腰かけたりしている状態から立ち上がる。
    1. [初出の実例]「渡辺は無意識に微笑を粧ってソファから起き上がって」(出典:普請中(1910)〈森鴎外〉)
  4. 心の中に湧き起こってくる。
    1. [初出の実例]「急に心にたまった苦が起き上ってきた」(出典:津軽の野づら(1935)〈深田久彌〉あすならう)

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