精選版 日本国語大辞典 「蹊」の意味・読み・例文・類語 けい【蹊】 〘 名詞 〙 ほそい道。こみち。[初出の実例]「峯は鳥路たり、麓は蹊たり」(出典:海道記(1223頃)蒲原より木瀬川)[その他の文献]〔史記‐李将軍伝賛〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「蹊」の読み・字形・画数・意味 蹊17画(異体字)13画 [字音] ケイ[字訓] こみち[説文解字] [字形] 形声声符は奚(けい)。〔説文〕二下に正字をに作り、「待つなり」と訓し、重文として蹊を録する。〔釈名、釈道〕に「を用ひるところのを蹊と曰ふ」とあり、山中・谿谷の小道をいう。蹊径のように連用することがある。[訓義]1. こみち、ちかみち。2. わたる、よこぎる。3. は、まつ。[古辞書の訓]〔新字鏡〕蹊 阿留久(あるく)〔字鏡〕蹊 アリク・ワタル・ミチ・カノミチ・アトノコミチ・ミツ[熟語]蹊▶・蹊径▶・蹊逕▶・蹊隧▶・蹊田▶・蹊道▶・蹊路▶[下接語]寒蹊・空蹊・故蹊・山蹊・成蹊・鼠蹊・微蹊・幽蹊・鹿蹊 13画(異体字)蹊17画 [字音] ケイ[字訓] まつ・こみち[説文解字] [字形] 形声声符は奚(けい)。〔説文〕二下、〔爾雅、釈詁〕に「待つなり」とあり、また徑(径)に通じて、〔一切経音義、七〕に「をと曰ふ」とみえる。[訓義]1. まつ。2. こみち。[古辞書の訓]〔名義抄〕 マツ[熟語]径▶・隧▶ 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報