身を固める(読み)ミヲカタメル

デジタル大辞泉 「身を固める」の意味・読み・例文・類語

かた・める

結婚して家庭をもつ。「そろそろ君も―・めてはどうかね」
しっかりと身支度をする。「防護服に―・める」
[類語]結婚婚姻こんいん縁組み嫁入り輿こし入れ嫁取り婿むこ入り婿取り成婚おめでた婚約ゴールイン内縁結ばれるとつ妻帯さいたいする所帯を持つ一緒になる連れ添う添い遂げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身を固める」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 固(かた)める

  1. 身の守りを固くする。振舞いを固くつつしむ。身持をよくする。
    1. [初出の実例]「いとさかしく身かためて、不動の陀羅尼よみて印つくりて居たらむも、にくし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)常夏)
  2. 身なりを整える。しっかりと身じたくをする。また、武具などを身につける。
    1. [初出の実例]「ねやをとぢ、あなをふたぎて、身をかためてうちにこもれり」(出典:観智院本三宝絵(984)中)
  3. 結婚して家庭を持つ。また、定職につく。
    1. [初出の実例]「やくそくかため身を堅め、世帯かためておち付て」(出典:新内・若木仇名草(蘭蝶)(1772‐81頃か))
  4. 身がまえる。
    1. [初出の実例]「丈に等しき大石の、どうど落つるを身をかため、両手にしっかと、請け留めて」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)一)

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