添遂げる(読み)ソイトゲル

デジタル大辞泉 「添遂げる」の意味・読み・例文・類語

そい‐と・げる〔そひ‐〕【添(い)遂げる】

[動ガ下一][文]そひと・ぐ[ガ下二]
結婚してから死ぬまでを夫婦として過ごす。「苦楽をともにして―・げる」
困難や障害を乗り越えて、望みどおり夫婦になる。「周囲反対を押し切って―・げる」
[類語]結婚結ばれるとつ妻帯さいたいする身を固める所帯を持つ一緒になる連れ添う嫁する嫁入り輿入れ片付く縁付く縁を結ぶ縁結び玉の輿に乗る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「添遂げる」の意味・読み・例文・類語

そい‐と・げるそひ‥【添遂】

  1. 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]そひと・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 夫婦になる。困難をおして夫婦になる。
    1. [初出の実例]「たとへどの様な事が有ふとも、添とげる心で居るぞへ」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)六)
  3. 夫婦となって一生暮らす。添い通す。
    1. [初出の実例]「況や夫婦そいとけず、其たすけとして相応ゆづりあるべしと定められたり」(出典:清原宣賢式目抄(1534)一八条)

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