身欠きニシン(読み)みがきニシン

百科事典マイペディア 「身欠きニシン」の意味・わかりやすい解説

身欠きニシン【みがきニシン】

ニシン乾製品。生ニシンの鰓(えら),内臓を除いて2〜3日乾燥し,それを裂いて背骨をとり,さらに1ヵ月ほど干したもの。生干し程度がうまく,あく抜きしてから調味するとよい。甘辛く煮つけたり,蒲焼(かばやき)にしたりする。

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世界大百科事典(旧版)内の身欠きニシンの言及

【ニシン(鰊∥鯡∥春告魚)】より

… 生のものは,塩焼きや酢づけ,塩蔵のものはマリネなどの酢づけ,三平汁,ニシンずしにする。乾燥品は身欠きニシンと呼び,付け焼き,蒲焼,甘露煮,こぶ巻などにする。よく乾燥したものは,米のとぎ汁に2~3日浸したあと,番茶でゆでてもどす。…

※「身欠きニシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」