農業改革(読み)のうぎょうかいかく[ソビエトれんぽう]

共同通信ニュース用語解説 「農業改革」の解説

農業改革

農業の競争力強化を目指す政府政策環太平洋連携協定(TPP)交渉を機に議論が本格化し、JAグループの組織改革や、政府によるコメの生産調整(減反)の廃止方針を決めてきた。今国会提出の8法案は資材価格と農産物流通変革に加え、酪農家の出荷先の自由度を高める制度変更、農家の安全網となる「収入保険制度」の創設、農地集積の促進策なども柱だ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農業改革」の意味・わかりやすい解説

農業改革[ソビエト連邦]
のうぎょうかいかく[ソビエトれんぽう]

ソ連の農業制度そのものにも問題があるとして,農民の自主性を促す方向で進められた改革。たとえば請負制があり,ブリガーダ (生産隊) やズベノー (生産班) などに分割して生産を請け負わせ,収穫に応じて報酬を支払う制度を採った。さらに 1988年3月の新コルホーズ模範定款では,西側諸国の企業との取引の許可,自留地制限の緩和,国家発注分以外の生産物の自主的な価格設定など,大幅にコルホーズの自主権が拡大された。次いで 89年3月にはアレンダ制 (賃貸制) の承認とともに,すべての農業経営体を独立採算制・自己資金調達制にすることが決定された。

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