逆ふ(読み)サカウ

デジタル大辞泉 「逆ふ」の意味・読み・例文・類語

さか・う〔さかふ〕【逆ふ】

[動ハ四]
さからう。そむく。従わない。
「かの妻、もとより腹悪しくて、常に夫の気に―・へり」〈仮・伊曽保
敵対する。はむかう。
「今一度―・ふべしとて」〈著聞集・一〇〉
さかさになる。さかまく。
「天下風あれて海内波―・へりき」〈海道記
気にさわる。悪く感じる。
「悪しき事は、人の耳にも―・ひ」〈徒然・一五五〉
[動ハ下二]に同じ。
「片言耳に―・ふれば」〈平家・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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