逆捩じ(読み)サカネジ

デジタル大辞泉 「逆捩じ」の意味・読み・例文・類語

さか‐ねじ〔‐ねぢ〕【逆×捩じ/逆捻じ】

逆の方向にねじること。
他からの非難に対して逆に非難し返すこと。「―を食わす」
[類語]物申す抗議反論反駁抗論甲論乙駁弁駁論破論駁遣り込める言い負かす言いこめるへこますあらがう折伏しゃくぶく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逆捩じ」の意味・読み・例文・類語

さか‐ねじ‥ねぢ【逆捩・逆捻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 逆の方向にねじること。また、そのさま。
  3. 他からなじられたのを、逆になじりかえすこと。また、そのさま。さかにじ。
    1. [初出の実例]「すがり歎けば、ヤア其恨は逆(サカ)ねぢ」(出典浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)一〇)
    2. 「お前の心に引くらべ、逆捻(サカネ)ぢな今の腹立ち」(出典:歌舞伎・東海道四谷怪談(1825)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android