逆立(読み)さかだち

精選版 日本国語大辞典 「逆立」の意味・読み・例文・類語

さか‐だち【逆立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. さかだつこと。普通は横になっているものが上向きに立ったり、物の上下が逆になったりすること。
    1. [初出の実例]「男の髪の毛が逆立(サカダチ)になるやうに思った」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫女房手紙)
  3. 両手地面につけて体を支え、両足を上にあげてまっすぐに立つこと。倒立。しゃちほこ立ち。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 立回りの演技の中で、動作をする一種の型。〔戯場訓蒙図彙(1803)〕
  5. ( 「さかだちしても」の形で ) 精一杯頑張っても。どんなに頑張っても。
    1. [初出の実例]「土屋が逆立ちをしても払ふことのできぬ犠牲であった」(出典:美徳のよろめき(1957)〈三島由紀夫〉一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む