…平安時代から鎌倉時代にかけての貴族住宅の様式である寝殿造では,敷地の周囲に築地をめぐらすほか,建物の周囲や庭の仕切りに多くの種類の垣が用いられた。そのうち,檜垣(ひがき)はヒノキの薄板を網代(あじろ)のように編んだものを木製の枠に張ったもの,透垣(すいがき)は割竹を縦に編むように木製の枠に張ったもので,立蔀(たてじとみ)(格子に薄板を張ったもの)とともに建物の近い周囲に多く用いられた。そのほか中世の武士や庶民の住いなどでは,枝つきの木を人字形に組んだ鹿垣(ししがき)や柴垣,竹を編んだ垣,木枝や竹を格子状に組んだ籬(まがき),種々の樹木を植えた生垣(いけがき)が多く用いられた。…
…数寄屋建築などに用いる塀で,杉皮を縦に張って竹で押さえたものも大和塀と呼んでいる。板を透かして張った見通しのきく塀は透垣(すいがい)または透塀(すきべい)というが,近世の神社や霊廟で用いられる透塀は,板ではなく格子あるいは菱格子をはめ欄間あるいは腰下に彫刻を付けて屋根を設けたものが多い。後者の代表的な遺例としては日光東照宮のものがよく知られている。…
※「透垣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...