乱り(読み)ミダリ

デジタル大辞泉 「乱り」の意味・読み・例文・類語

みだり【乱り/妄り/×猥り/濫り/漫り】

[形動][文][ナリ]《五段活用動詞「みだ(乱)る」の連用形から》
秩序を無視するさま。自分勝手であるさま。「―に高山植物を採取する」
軽率に、また、度を過ごして物事をするさま。むやみやたら。「―な言動は慎みなさい」「―に金を遣う」
みだら」に同じ。〈和英語林集成
道理に反するさま。筋道が通らぬさま。
「国の成敗―なるによりて」〈太平記・三八〉
[類語]やたらむやみ無性にむやみやたらめったやたらめったやみくもあまり無下に後先なし無謀無鉄砲めくら滅法盲目的後先見ず向こう見ず命知らず破れかぶれやけ自暴自棄ふてくされるやけくそやけっぱち自棄捨て鉢八方破れ無軌道放埒ほうらつ放縦放逸奔放野放図勝手次第好き勝手ほしいまま切実切切痛切つくづくつらつらひしひししみじみこころからしんから心が動くこよなくぞっこんじいん度外れめっぽう途方もない途轍とてつもない桁違い過度すごくひどいはなはだこの上ないとても特別ことさらひたすら

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