連れる(読み)ツレル

デジタル大辞泉 「連れる」の意味・読み・例文・類語

つ・れる【連れる】

[動ラ下一][文]つ・る[ラ下二]
一緒について来させる。ともなう。同行する。「犬を―・れて散歩に出かける」
一方状況変化するとともに他方の状況も変化する。「年をとるに―・れ忘れっぽくなる」
[類語](1引き連れる伴う率いる従える連れ立つ引っ張る召し連れる連れ込む連れ出す連れ戻す引率する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「連れる」の意味・読み・例文・類語

つ・れる【連】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
    1. 連れ立つ。いっしょに行く。同行する。また、いっしょに行動する。
      1. [初出の実例]「北へゆくかりぞ鳴くなるつれてこしかずは足らでぞかへるべらなる〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)羇旅・四一二)
    2. ある物事状態の変化などに伴って他の事が移り動く。→連れて。「歌は世につれ、世は歌につれ」
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]つ・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 いっしょに従える。同行者としてひきいて行く。
    1. [初出の実例]「連人 ヒトヲツルル」(出典:文明本節用集(室町中))

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