運上・冥加(読み)うんじょう・みょうが

百科事典マイペディア 「運上・冥加」の意味・わかりやすい解説

運上・冥加【うんじょう・みょうが】

江戸時代における雑税営業税)。運上は商業工業運送業漁業などに従事する者に課され,一定税率を定めて納めさせた。市場運上・問屋運上紙漉(かみすき)運上・諸座運上などがある。これに対し,神仏によって与えられた加護冥加といい,その礼銭を冥加銭といったが,江戸時代には営業を許可された商工業者から,収益の一部を献金などの形式で上納させることを称した。醤油屋冥加・質屋冥加・旅籠屋(はたごや)冥加などが知られる。→年貢小物成
→関連項目浮役営業税藩専売制本途物成

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む