過熱蒸気(読み)カネツジョウキ

  • superheated vapor
  • かねつじょうき〔クワネツ〕

大辞林 第三版の解説

水から分離した水蒸気を沸点以上に加熱したもの。高温度の加水分解やボイラーなどの効率を高めるために利用される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボイラー内で発生した蒸気をさらに加熱した熱量の高い蒸気。圧力一定のもとで液体を加熱すると温度が上昇し、一定温度に達すると蒸発し始める。この場合、加熱を続けても、全部の液体が蒸発するまで温度は一定である。液体と蒸気とが共存しているときは湿り飽和蒸気といい、全部蒸気になったものを乾き飽和蒸気という。乾き飽和蒸気をさらに加熱し蒸気の温度を高くしたものが過熱蒸気である。過熱蒸気を使うことで、タービンなど機関の効率をあげることができる。[中山秀太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版の解説

ある圧力において,蒸気相と液相が共存する熱力学的平衡にある温度以上に加熱した蒸気.平衡温度以上に加熱した水蒸気が工業的によく用いられているが,これを過熱水蒸気という.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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