道の口(読み)ミチノクチ

精選版 日本国語大辞典 「道の口」の意味・読み・例文・類語

みち【道】 の 口(くち)

  1. ある国にはいる道の入口。また、その地方。
    1. [初出の実例]「針間を道口(みちのくち)と為て吉備国を言向け和したまひき」(出典古事記(712)中)
  2. 都から下る道筋にある国を都からの距離によって口(くち)・後(しり)と二分、または、口・中(なか)・後と三分したときの、もっとも都に近い地方。
    1. [初出の実例]「見知乃久知(ミチノクチ) 武生国府に 我はありと」(出典:催馬楽(7C後‐8C)道の口)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android