デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「道智」の解説 道智(2) どうち 1542-1640 織豊-江戸時代前期の僧。天文(てんぶん)11年3月生まれ。竜造寺隆信の一族牛島隆家の子。養家の有馬姓を称す。天正(てんしょう)20年朝鮮出兵では加藤清正にしたがい,帰国後浄土真宗に帰依。長崎に出,キリシタンの妨害をうけて衰微した仏教の復興をはかる。小笠原一庵の援助をうけ,慶長9年正覚(しょうがく)寺をひらいた。長崎五僧のひとり。寛永17年11月死去。99歳。肥前牛島(佐賀県)出身。道知ともかく。 道智(1) どうち 1217-1269 鎌倉時代の僧。建保(けんぽ)5年生まれ。九条道家の子。天台宗。近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の道誉に師事。京都禅林寺の住持をつとめ,のち園城寺長吏,大僧正。寛元元年後嵯峨(ごさが)天皇の護持僧となった。文永6年3月3日死去。53歳。通称は狛僧正。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by