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遠山正瑛 とおやませいえい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

遠山正瑛
とおやませいえい

[生]1906.12.14. 山梨
[没]2004.2.27. 鳥取,鳥取
農学者。1934年京都帝国大学農学部を卒業。1942年鳥取高等農林学校(のちの鳥取大学)教授に就任直後から鳥取砂丘の開発に取り組み,同大学を乾燥地研究の拠点に育て上げた。1972年に鳥取大学を退官後まもなく,中国の内モンゴル自治区を中心に砂地農法による砂漠緑化の技術指導に取り組み始めた。1991年,84歳のときに「日本沙漠緑化実践協会」を設立,内モンゴル自治区恩格貝に移住して成長の早いポプラを植え始めた。またボランティア隊員を募集し「緑の協力隊」を組織,みずからも植樹作業に加わり,10年間で樹木約 300万株を植えた。1993年には,父のあとを継いで砂漠緑化研究に取り組む長男の柾雄とともに吉川英治文化賞を受賞。1995年に内モンゴル自治区政府より栄誉公民の称号を授与され,2003年にはアジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞した。(→乾燥地形砂丘

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

遠山正瑛 とおやま-せいえい

1906-2004 昭和-平成時代の園芸学者。
明治39年12月14日生まれ。遠山柾雄(まさお)の父。昭和17年鳥取高農(現鳥取大)教授となり,砂地農法を研究。33年鳥取大砂丘利用研究施設(現乾燥地研究センター)をひらく。47年の退官後,中国の砂漠の緑地化にとりくみ,トングリ砂漠にブドウの近代化モデル園をつくる。平成2年モウス砂漠のポプラ100万本植林キャンペーンをはじめた。5年柾雄とともに吉川英治文化賞。15年マグサイサイ賞。平成16年2月27日死去。97歳。山梨県出身。京都帝大卒。

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