日本大百科全書(ニッポニカ) 「遼源」の意味・わかりやすい解説 遼源りょうげん / リヤオユワン 中国、吉林(きつりん)省西部の地級市。旧称西安。東遼河(とうりょうが)上流に位置し、四梅線(四平(しへい)―梅河口(ばいかこう))が通じる。2市轄区と東遼、東豊(とうほう)両県を管轄する(2016年時点)。常住人口120万8035(2015)。良質の中生代炭を産出する遼源炭鉱など数多くの炭鉱があり、「煤城(石炭の町)」とよばれている。ただし、遼源炭鉱は枯渇しつつあるといわれる。電力、機械、紙、綿・絹織物、化学肥料、食品加工などの工業が立地する。付近の農村では大豆、コウリャン、水稲などが栽培されている。[浅井辰郎・編集部 2017年7月19日][参照項目] | 吉林(省) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「遼源」の意味・わかりやすい解説 遼源【りょうげん】 中国,吉林省中南部の都市。四梅鉄路(四平〜梅河口)の通過地。1948年西安県の市街地区域を西安市とし,1952年遼源市と改めた。近くに大炭田があり,炭鉱都市と呼ばれている。電力,機械,製紙,繊維,化学,食品などの工業が盛ん。48万人(2014)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報