邪法(読み)ジャホウ

デジタル大辞泉 「邪法」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ほう〔‐ハフ〕【邪法】

人を惑わし、世間に害を与えるような教え。邪道。また、魔法
[類語]異教邪教邪宗外道

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精選版 日本国語大辞典 「邪法」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐ほう‥ハフ【邪法】

  1. 〘 名詞 〙 正しくないやりかた。不正な教え。人間としての正道にそむいた道。邪道。また、魔法。
    1. [初出の実例]「仏祖の威儀現成するところに、邪法おのづから伏するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)
    2. 「邪法(ジャはふ)世に興る時は衆徒是を退くる例其の来たること尚(ひさ)し矣」(出典太平記(14C後)二四)
    3. 「切支丹(きりしたん)宗門の邪法たる儀此一事にても分明致す可(べ)く」(出典:尾形了斎覚え書(1917)〈芥川龍之介〉)
    4. [その他の文献]〔隋唐嘉話‐中〕

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普及版 字通 「邪法」の読み・字形・画数・意味

【邪法】じやほう(はふ)

邪悪奇異な法。〔隋唐嘉話、中〕貞中、西域胡を獻ず。咒(じゆじゆつ)(まじないの法)もて能く人を死生せしむ。~以て太常(ふえき)にぐ。曰く、此れ法なり。~(も)し臣を呪せしめば、必ず行ふを得ざらんと。~須臾(しゆゆ)にして、胡忽然として自ら倒る。

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