デジタル大辞泉 「重代」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐だい〔ヂユウ‐〕【重代】 1 先祖代々伝わっていること。また、そのもの。累代るいだい。「重代の家宝」「重代の田地」2 先祖伝来の宝物。特に、刀剣をいう。3 何代も代を重ねること。代々伝えること。「初心を忘れずして、初心を―すべし」〈花鏡〉[類語]家伝・伝家 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「重代」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐だいヂュウ‥【重代】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 何代もかさねること。祖先から代々伝わること。また、そのもの。累代(るいだい)。[初出の実例]「指非二精兵一。重代名物也。頗可レ謂二一人当千一歟」(出典:明衡往来(11C中か)中末)「初心を忘れずして、初心を重代すべし」(出典:花鏡(1424)奥段)[その他の文献]〔謝荘‐上封禅儀註奏〕② 祖先伝来の宝物。特に、太刀(たち)をいう。[初出の実例]「名レ之曰二鵜噬一。昔彼先祖河猟之時、堕二此刀於大河中一、失却三年。後又使レ鵜時、鵜含二此刀一、自二水底一上。故名レ之。彼家重代也」(出典:蔭凉軒日録‐長享三年(1489)正月晦日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例