重器(読み)ジュウキ

精選版 日本国語大辞典 「重器」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐き【重器】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貴重な器具。大切な宝もの。重宝。じゅうき。
    1. [初出の実例]「随身のてうきをつみかさねて、ことごとくやきうしなはんとす」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・下〕
  3. 重大な任務。重要な人物。立派な人物。じゅうき。
    1. [初出の実例]「先考大府卿。邦国之重器(テウキ)也」(出典江都督納言願文集(平安後)三・天永二年一二月一八日没後料願文擬作)
    2. [その他の文献]〔諸葛亮‐与兄瑾書〕

じゅう‐きヂュウ‥【重器】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 大切な宝もの。重宝。ちょうき。
    1. [初出の実例]「いろいろの重器(チウキ)をとりそへてぞまいらせられける」(出典:信長記(1622)三)
  3. 重要な役目。大切な人物。ちょうき。

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普及版 字通 「重器」の読み・字形・画数・意味

【重器】じゆう(ぢゆう)き

重要な宝。〔史記、伯夷伝〕禹の、岳牧咸(み)なむ。~を典(つかさ)どること數十年、~然る後にを授く。天下は重、王大統、天下を傳ふること斯(かく)の(ごと)くきを示すなり。

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