野中千代子(読み)ノナカ チヨコ

20世紀日本人名事典 「野中千代子」の解説

野中 千代子
ノナカ チヨコ

明治・大正期の女性 気象学者・野中到の妻。



生年
明治4年9月30日(1871年)

没年
大正12(1923)年2月22日

出生地
福岡県

本名
野中 千代

旧姓(旧名)
梅津

経歴
夫は気象観測所を富士山頂に開いた野中到で、夫と共に明治28年10月から3カ月余零下20度の山頂観測を行うが、2人とも高山病に冒され救助隊に助けられる。のち再挙を期して第二野中観測所を完成させるが、気象観測を実行する直前に急逝した。生前に「芙蓉日記」を著し、のち新田次郎が「芙蓉の人」として小説化している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野中千代子」の解説

野中千代子 のなか-ちよこ

1871-1923 明治-大正時代の女性。
明治4年9月30日生まれ。野中至(いたる)の妻。明治28年10月1日から富士山頂で気象観測をしている夫に協力するため10月中旬富士山に登頂夫妻とも病にかかって,12月22日に下山。山頂日誌が公開され,話題となった。落合直文高嶺の雪」,新田次郎「芙蓉(ふよう)の人」のモデル。大正12年2月22日死去。53歳。福岡県出身。旧姓は梅津。本名は千代。著作に「芙蓉日記」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「野中千代子」の解説

野中 千代子 (のなか ちよこ)

生年月日:1871年9月30日
明治時代;大正時代の女性。「芙蓉日記」を著す
1923年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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