野鶲(読み)ノビタキ

デジタル大辞泉 「野鶲」の意味・読み・例文・類語

の‐びたき【野×鶲】

ヒタキ科ノビタキ属の鳥。全長13センチくらい。雄は頭・首と背中が黒く、胸が栗色で、腹は白。雌は褐色。ともに翼に白斑がある。日本では夏鳥として渡来し、草原で繁殖する。 夏》「―のすこし仰向く風情かな/蛇笏

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精選版 日本国語大辞典 「野鶲」の意味・読み・例文・類語

の‐びたき【野鶲】

  1. 〘 名詞 〙 ツグミ科の小鳥。全長約一三センチメートルで、大きさはスズメよりやや小さい。夏冬および雌雄で羽色が異なる。雄の冬羽は褐色で上面に黒褐色の斑(ふ)があり翼に目立つ白斑がある。夏羽は頭部背面黒色で、翼と腰に白色部があり、腹面は白く胸部付近は橙褐色。雌は、雄の頭部と背面の黒色部が褐色を呈する。ユーラシア大陸およびアフリカの草原にすみ北方のものは冬は南アジアに渡る。日本では北海道・本州に夏鳥として渡来し、多く草原や耕地などにすみ、五~七月ごろ地上に巣をつくる。冬は東南アジアへ渡る。《 季語・夏 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「野鶲」の解説

野鶲 (ノビタキ)

学名Saxicola torquata
動物。ヒタキ科の渡り鳥

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