(読み)ヒタキ

デジタル大辞泉 「鶲」の意味・読み・例文・類語

ひたき【×鶲/火焼】

スズメ目の一科。ツグミ属・ノゴマ属・ノビタキ属・イソヒヨドリ属・キビタキ属・オオルリ属などに分類される。「ツグミ」と総称される鳥もヒタキ科に含まれる。ジョウビタキキビタキノビタキなどは地鳴きがヒッヒッ、カチカチと聞こえ、火打ち石を打つ音に似る。ひたきどり。 秋》「くっきりと―や畑の乾く田に/桂郎」
ヒタキ科のうちキビタキ属・オオルリ属・サメビタキ属・ジョウビタキ属・ルリビタキ属などの鳥の総称。

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精選版 日本国語大辞典 「鶲」の意味・読み・例文・類語

ひたき【鶲】

  1. 〘 名詞 〙 小鳥の名。元来はジョウビタキをさすものであった。古く火焼鳥とも書いたところからすると、そのヒッヒッという地鳴きが火打石を打つ音に似ているために生じた名であろう。同じような地鳴きを持つものにルリビタキ、キビタキがある。分類上はキビタキは別のグループに属するが、現在ではこのキビタキの仲間をヒタキ類と呼ぶようになった。ひたきどり。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「郭公、くひな、しぎ、みこどり、ひわ、ひたき、都鳥」(出典:能因本枕(10C終)四八)
    2. [その他の文献]〔博物図教授法(1876‐77)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鶲」の解説

鶲 (ヒタキ)

動物。ヒタキ科の鳥の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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