デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金沢時直」の解説 金沢時直 かねざわ-ときなお ?-1333 鎌倉時代の武将。金沢(北条)実時の子。一説に金沢(北条)政顕の子とも。大隅(おおすみ)守護などをへて,元亨(げんこう)3年周防(すおう)・長門(ながと)守護(長門探題)となる。正慶(しょうきょう)2=元弘(げんこう)3年反幕軍の土居通増(みちます)らと伊予(いよ)でたたかい敗れる。瀬戸内海にのがれ,海上で鎌倉幕府の滅亡を知り少弐貞経(しょうに-さだつね)に降伏。直後に病没したという。通称は相模(さがみ)五郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
朝日日本歴史人物事典 「金沢時直」の解説 金沢時直 没年:正慶2/元弘3(1333) 生年:生年不詳 鎌倉後期の武将。父は政顕。上野介。永仁3(1295)年以降は大隅国守護,次いで元亨3(1323)年に周防・長門守護(長門探題)となり,鎌倉幕府滅亡のおりは防長二国の兵を率い東上を企て伊予国に進入するが敗退し,少弐・島津氏に降伏し病没したと伝える。<参考文献>佐藤進一『鎌倉幕府守護制度の研究』 (福島金治) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報