鉄砲小路(読み)てつぽうこうじ

日本歴史地名大系 「鉄砲小路」の解説

鉄砲小路
てつぽうこうじ

[現在地名]久留米市蛍川町ほたるがわまち

とおり町の北にある武家屋敷地。城外の地で、西は櫛原くしはら小路、東はてら町。御先手足軽組の組屋敷地。延宝城下図では長方形をなす区画割がみられ(小路名の記載はない)南北の街路三筋で東西の二区画に分けられる。小路への入口は南は通町四丁目から、北は寺町医王いおう寺方面につながっていたが(同城下図)、元禄九年(一六九六)の白石火事では鉄砲小路櫛原村入口まで焼けたという(米府紀事略)


鉄炮小路
てつぽうこうじ

[現在地名]柳川市常盤町ときわまち

ゆみ小路の東に並行する南北の通りに沿った組屋敷。南端八軒屋はちけんやに至る。小路の名称鉄砲足軽の組屋敷があったことに由来すると考えられる。享保八年(一七二三)から同一一年の状況を示すとみられる町小路等絵図によれば竈数三七。


鉄炮小路
てつぽうこうじ

[現在地名]八代市

出町の町並に続き、かがみ往還沿いの両側に配置され、八代城下防衛の最前線であった。「八代市史」によると、小路の入口には冠木門があり、門の前は枡形広場となり、番所があって門の出入りを改めたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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