スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンのデビュー作。1945年刊。不ぞろいの靴下を履き、ウマとサルを連れて1人で暮らす、怪力無双で利発な女の子ピッピの物語。従来子供に禁じられていた行動をのびのびとやってのけるピッピの姿に世の評論家や教育者は顔をしかめたが、子供たちは自分たちのかなわぬ夢を実行に移す主人公ピッピに共感し、喝采(かっさい)を惜しまなかった。しだいに大人もこの作品のすばらしさを認識し始め、高い評価を与えるようになり、のちにリンドグレーンが数々の名作を発表する動機となった。続編に『ピッピ船にのる』と『ピッピ南の島へ』がある。
[山内清子]
『大塚勇三訳『リンドグレーン作品集1 長くつ下のピッピ』『リンドグレーン作品集2 ピッピ船に乗る』『リンドグレーン作品集3 ピッピ南の島へ』(1964~1965・岩波書店)』
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...