長与町(読み)ながよちよう

日本歴史地名大系 「長与町」の解説

長与町
ながよちよう

面積:二八・八一平方キロ

長崎市の北に位置し、北部は大村湾に臨む。東部は多良見たらみ町、西部時津とぎつ町に接する。町域の北東部にこと(四五一・四メートル)、北部中央東部に丸田まるた(三三八・九メートル)猪見ししみ(三六三・五メートル)、南部に火焼ひやき(焼山、二五二・二メートル)などの山嶺があり、これらを水源とする長与川(流路延長八・八八キロ、流域面積一九・八平方キロ)が東部から西流して西部で北に流れを変えて長与浦に注いでいる。同浦は西の崎野さきのノ鼻、東の馬込まごめノ鼻などが突き出した小半島・岬に囲まれ、この北東には堂崎どうざきノ鼻が突き出ている。南部寄りをJR長崎本線が通り、これに主要地方道の長崎―多良見線が並行している。北部では国道二〇七号が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「長与町」の意味・わかりやすい解説

長与〔町〕
ながよ

長崎県南部,大村湾南岸にあり,長崎市の北に接する町。 1969年町制。ミカン栽培が発達し,大村湾オレンジベルト地帯の一環をなしている。長崎市の近郊農業地域でもある。長崎市に近い高田郷を中心として長与ニュータウンなど宅地造成が進み,隣町時津町での企業進出と対照的である。両町とも人口増加率が著しい。 JR長崎本線,湾岸部を国道 207号線が通る。面積 28.73km2人口 4万0780(2020)。

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