長尾景長(読み)ながお・かげなが

朝日日本歴史人物事典 「長尾景長」の解説

長尾景長

没年:享禄1.1.15(1528.2.5)
生年文明1(1469)
戦国時代の武将下野足利城(栃木県足利市)城主。足利長尾氏の当主。景人の子。但馬守。兄定景の死後叔父の房清が足利長尾氏の中心に立ち,景長の活動は明応5(1496)年ごろからみえる。戦国の領主として活動する傍ら画をよくし,菩提寺長林寺には自画像があり,また自筆山水画も現存している。子の憲長と孫の当長も画業に優れ,みな自画像を残している。<参考文献>『近代足利市史』1巻

(山田邦明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長尾景長」の解説

長尾景長 ながお-かげなが

1469-1528 室町-戦国時代の武将。
文明元年生まれ。長尾景人の次男。山内上杉家の家宰(執事職)をつとめ,下野(しもつけ)(栃木県)足利城によった。画技にすぐれ菩提(ぼだい)寺の長林寺(足利市)に自画像や山水図がのこる。大永(たいえい)8年1月15日死去。60歳。通称新五郎。号は烹泉斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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