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長床 ナガトコ

デジタル大辞泉の解説

なが‐とこ【長床】

《「ながどこ」とも》寺院などで、板敷きの上に一段高くして、長く畳を敷いた所。
「我独り両所の御前にて―に寝(ね)ぬ」〈梁塵秘抄口伝・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ながとこ【長床】

神社建築の一つ。本殿の前方にたつ細長い建物で,拝殿と明確に区別されていない例もあるが,長は熊野系の神社に多くみられ,単なる拝殿ではなく,修験者,行人(ぎようにん)ら長床衆に一時の宿泊・参籠の場を提供する。また山形県庄内地方では部屋に区切られ,いろりがあり,宮座や氏子の集合場所にあてられて,膳,椀,鍋釜などの格納設備をもつものが多い。長床の名称で重要文化財に指定されている建物に,福島県喜多方市の熊野神社長床(鎌倉時代),宮城県仙台市の大崎八幡神社長床(江戸時代)などがある。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ながとこ【長床】

神社の本殿の前方の細長い建物。修験者の宿泊や氏子の集会所にあてられる。
寺院などで、板敷きの上に、一段高くして畳をしいた所。 「寺房の-のやうに、畳一敷しくばかりの程/栄花 本の雫

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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