日本歴史地名大系 「長沼八幡宮」の解説 長沼八幡宮ながぬまはちまんぐう 栃木県:芳賀郡二宮町太田村長沼八幡宮[現在地名]二宮町長沼 宮ノ内長沼の北部、大道泉(だいどういずみ)境の鬼怒川左岸にある。祭神は誉田別命・天児屋根命・別雷命。相殿に加茂大明神・春日大明神を配祀する。旧郷社。社蔵の由緒書では延暦一四年(七九五)坂上田村麻呂が奥州よりの帰途当地に止宿し、武功に報いるために一社を造営、誉田別命を祀り、八幡宮を勧請したといい、その後康平六年(一〇六三)源頼義が山城石清水(いわしみず)八幡宮を勧請、永保二年(一〇八二)には源義家が社殿を修築したという。また「下野沿革誌」によると往古は賀茂・春日の両神を勧請、長沼庄の惣鎮守神であったが長沼宗政が当地に築城したとき、鎌倉鶴岡八幡宮の分霊を遷座合祀したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by