門役(読み)モンヤク

デジタル大辞泉 「門役」の意味・読み・例文・類語

もん‐やく【門役】

門の警備に当たる役。門番

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「門役」の意味・読み・例文・類語

もん‐やく【門役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 内裏その他貴人の邸宅などで門の警備に当たる役。また、その武士御門役
    1. [初出の実例]「三毬打被焼之時分、管領畠山金吾禅門参候内裏四足也、彼門役為管領之故歟云々」(出典康富記‐嘉吉四年(1444)正月一八日)
  3. もんやくぶぎょう(門役奉行)
    1. [初出の実例]「御門役、冠木門之左篠原左近丞、史加地権助也」(出典:永祿四年三好亭御成記(1561))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「門役」の意味・わかりやすい解説

門役【かどやく】

江戸時代,戸ごとに課せられた税。中世在家役系譜を引き,元来は公事(くじ)であったが,実際には百姓の持ち石高に応じて賦課され,代銀によって納入されることが多かった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

普及版 字通 「門役」の読み・字形・画数・意味

【門役】もんえき

門番。

字通「門」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android