間接撮影(読み)かんせつさつえい(英語表記)photofluorography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

間接撮影
かんせつさつえい
photofluorography

ケイ光板上に投影されたX線像を,普通の光学カメラで縮小して撮影する方法。フィルムは巻フィルムが使用され,1枚の大きさは 60mm× 60mm,70mm× 70mm,100mm× 100mmなどがある。経済的な理由や簡便さから,おもに集団検診に利用されている。像がゆがむ,鮮鋭度が低い,被曝量が多いなどの欠点があるが,近年は高解像度ケイ光増倍管の出現によって,間接X線像の画質も非常によくなっており,胸部だけでなく胃の集団検診にもしばしば利用されている。

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デジタル大辞泉の解説

かんせつ‐さつえい【間接撮影】

身体を通過したX線蛍光板に当てて可視像とし、それをカメラで撮影する方法。集団検診に用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんせつさつえい【間接撮影 photofluorography】

X線検査において,X線透視と同じ原理で被写体を透過したX線を蛍光板やイメージインテンシファイア(IIと略称)で受けて蛍光像(可視像)とし,これをレンズあるいはミラーを介して間接的にカメラに縮小撮影する方法。これに対して,透過X線によってフィルム上に直接,像をつくる方法を直接撮影という。間接撮影装置は日本において胸部の集団検診を目的として開発された。のちに消化管撮影にも応用され,肺結核や,肺癌,胃癌などの早期発見に役立っている。

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大辞林 第三版の解説

かんせつさつえい【間接撮影】

身体を透過した X 線を蛍光板やイメージ-インテンシファイアに当てて可視像とし、これを小型カメラで縮小撮影する X 線検査法。集団検診などに活用される。

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世界大百科事典内の間接撮影の言及

【X線検査】より

…このことは画像処理を容易にし,診断目的に応じた画像が得られ,診断情報の管理,保存,伝達などにも利用できる可能性が注目されている。(10)間接撮影法 被写体を透過してきたX線を蛍光面上に写し,その像を光学的に縮小撮影する。集団検診等において多く用いられてきたが,最近は日常の透視撮影,連続撮影にも利用されてきている。…

※「間接撮影」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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