閨閤(読み)ケイコウ

デジタル大辞泉 「閨閤」の意味・読み・例文・類語

けい‐こう〔‐カフ〕【××閤】

寝室。ねや。
女子居間。また、女子。「閨閤詩人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閨閤」の意味・読み・例文・類語

けい‐こう‥カフ【閨閤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「閨」も「閤」も寝所の意 )
  2. ねどころ。ねや。寝所。閨中
    1. [初出の実例]「皇城一去関山遠。閨閤連年音信稀」(出典:文華秀麗集(818)中・秦和春閨怨〈巨勢識人〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐汲黯伝〕
  3. 女子の居間。転じて、女子。
    1. [初出の実例]「孩孺之恩情、難残輝、閨閤之愛恋、匹逝水」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・陞座・為近江太守直庵周忌追薦)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「閨閤」の読み・字形・画数・意味

【閨閤】けいこう(かふ)

閨房内室。また、宮中小門近侍の仕えるところ。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕身直(た)だ閨閤の臣と爲る。(なん)ぞ自ら引き、深く巖(かく)るることを得んや。

字通「閨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android